ごくフツーのイチ社員が
社長になった理由
代表取締役
山老トコロ
2024年就任 入社16年目
16年前の入社当時のことを教えてください
最初はどのような仕事を?
病院・施設の新規立ち上げ営業ですね。
競争環境の非常に激しい営業分野でしたが、お客様の新規プロジェクトに関わる中で、まるで自分自身がその施設を立ち上げた一員のような想いになり無我夢中で営業をしていました。
『新しいもの』を一から作り上げる達成感とその難しさを勉強させて頂きました。
正直、何度も心が折れそうになりましたね。でも、そこで学んだのは「お客様のために何ができるか」を本気で考える姿勢でした。
単に商品を売るのではなく、お客様のお困りごとを解決する提案をしていくうちに、少しずつ信頼していただけるようになったんです。
営業成績が上がってきた後は?
売上が安定してくると、今度は会社全体のことが気になるようになりました。
当時の会議って、本当に感覚的だったんです。
「今月は調子がいいね」「あまり良くないかな」みたいな(笑)。
数字の管理も「どんぶり勘定」で、月が終わってから「あー、今月はよかったね」という感じでした。
それを変えようと?
はい。これではいけないと思って、会社の数字をまとめ始めました。売上の推移、利益率、部門別の実績…会議資料もイチから作ってある程度の予測も立てられるようにしました。
現会長からすると、会社の状況が「見える化」されたことで、経営判断もしやすくなったと思います。そういうところを評価していただいていたのかもしれません。
社長就任の話はどのように?
忘れもしない草津温泉での出来事でした。お客様からご招待いただいて、現会長と一緒に温泉に入っていたんです。
とってもいい宿で、お酒も入って、リラックスした雰囲気の中で、ふと「お前、社長をやる気はあるか?」と聞かれたんです。
突然のことでビックリしましたが、「やってみたいです」と正直に答えました。
その時は、「そうか…」と言っただけで、その時はそれで終わったんです。でも、現会長の中にはしっかりインプットしていただいていたんでしょうね。
それから5年経って、実際に社長として会社の舵取りを任せられることになりました。
社長として大切にしていることは?
「人を大切にする」ということです。
これは大きな反省と今後の成長に向けて綺麗事ではなく、本気でそう思っています。
これまで弊社を去った仲間がなぜその決断に至ったのか、労働環境、人間関係、評価基準、キャリアップ、教育など様々な要因が考えられますがその根本は「人を大切にする」というお互いの想いが足りなかったからだと考えています。
私自身、16年前はごくフツーの一営業マンでした。でも、先輩方に教えてもらい、現会長に見守ってもらい、お客様に鍛えてもらって、今があります。
「人に大切にされた」からこそ、今の自分があるんです。
「会社は社員一人ひとりを」「社員は会社」をお互いに大切に思い合える環境を作りたいんです
そして、社員が大切にされていると感じれば、お客様も大切にできる。お客様に喜んでいただければ、会社も成長する。この好循環を作りたいんです。
入社を検討している方にメッセージを
「人生100年時代」の中、自身が選んだ仕事に人生の多くの時間を費やします。
その多くの時間をいかに楽しく、いかに充実したものにするか、「よく働き、よく休み、よく遊べ」という言葉を実践出来る会社を一緒に作りましょう。
もしかすると、あなたの中にも気づいていない才能があるかもしれません。
「こんなことできるかな?」「私には無理かも…」と思わずにまずは一歩踏み出してみてください。
